「ゲームメソッドUI」とは:

1.ゲームは誘導のかたまりだ!

ロールプレイングゲーム(以下RPG)の設計では、目的達成のために主人公が絶対に通過しなければならない重要シナリオを定め、 これをメインシナリオ(ゲーム業界ではグローバルフラグ)と呼びます。
しかし、メインシナリオだけを進めれば目的を達成するからそれでよしとするものではありません。

ゲームの世界では大ボスを倒すことが目的です。ゲームが始まったらいきなり大ボスがでてきて、主人公がすぐに大ボスを倒して、 それでゲーム終了では、そんなゲームを誰も見向きもしないでしょう。
そこでストーリーをおもしろく楽しく、豊かにするためにサブシナリオ(ゲーム業界ではローカルフラグ)を何本も立ち上げます。

何をしたらよいのか分からない状態でゲームはスタートし、主人公は旅の過程で小さな目的を果たし、最終的には果てしないところ にいる大ボスを倒しに行きます。

これは製品・サービスを開発する際においても、UI/UXの導線設計として重要なファクタとなります。

2.ゲームはユーザを迷わせない!

RPGでは、目的を達成するためのプロセス(ゲーム用語ではフラグ)をロジカルに組み立てているので、いま主人公はどこのフラグに いて、次にどこのフラグをクリアしなければならないかが可視化できます。

システム的に、どのフラグの途中にいて、これから何をしなければならないか、どのフラグを終了し、フラグに向かわなければいけ ないかを認識し、主人公に教えます。

誘導を無視しているとシステム的にいまの居場所を確認し、これからやることを主人公に教えます。こんな風です。「兄貴!いつま でこんなところでぐずぐずしているんですか。商人が南の森へ向かえと言っていましたぜ」

これは製品・サービスを開発する際において、UI/UXの設計上、迷っているユーザへ気付きを与える手法として応用が可能です。

3.ゲームは楽しい!

ご存知の通りゲームは見ていても楽しいものです。それはキャラクターやUIの動きであったり、色づかいであったり、音であったり、 常に動きがあります。そこには演出の意図があります。

これは製品・サービスがユーザにとって、ただの道具になってしまうのか、ワクワクさせられるものなのかの、大きな差別化の要素に なり得ます。

以上のように、「ゲームメソッドUI」と我々が呼んでいるノウハウは、単に要求仕様の整理だけではカバーしきれないブリリアントな ユーザ誘導体験をデザインするものです。

ゲームメソッドUIに関するセミナー:

三菱電機株式会社様にて、ゲームメソッドUIに関するセミナーを実施させていただきました。ゲームにおけるユーザの誘導、それらを 活かした事例のご紹介、UXデザインとUIデザインの違い、弊社内でのUI設計のワークフローなど、実際の業務に役立てていただける 内容となっております。セミナーのお問い合わせはこちらから。